花粉症の方にとって、春先や秋口の室内掃除は本当に大変ですよね。「外から持ち込んだ花粉を早く吸い取りたい!」と思って、帰宅後や朝起きてすぐに掃除機をかけていませんか?
実は、その良かれと思った行動が、かえって花粉を室内に撒き散らしてしまっている可能性があるんです。
今回は、アレルギー科の知見や清掃のプロの技をもとに、最も効率的で「喉や鼻に優しい」お掃除方法を丁寧にご紹介させていただきますね。
結論からお伝えすると、花粉シーズンの室内にいきなり掃除機をかけるのは、あまりおすすめできないんです。理由は大きく分けて2つあります。
1. 排気による舞い上げ
掃除機の後ろから出る強い排気が、床に積もった花粉を勢いよく空中に舞い上げてしまうんです。
2. 花粉の粒子の細かさ
花粉はとても細かいため、高性能フィルター(HEPAフィルターなど)を搭載していない掃除機の場合、吸い込んだ花粉をそのまま排気口から再び放出してしまうことがあります。
せっかく床に落ちていた花粉が、掃除機をかけた瞬間にあなたの顔の高さまで舞い上がって、数時間は空気中を漂い続けてしまうことになるんですね。

そこでおすすめしたいのが、花粉掃除の「ベストタイミング」を狙った、ウェットシートによる拭き掃除なんです。
なぜ「朝」がベストタイミングなの?
人が活動している日中や夜間は、空気中に舞っている花粉が常に動き回っています。でも、夜間にご家族が眠りについて室内の動きが止まると、数時間かけて花粉はゆっくりと床に落ちていくんです。
つまり、朝一番の床は、家中の花粉が最も効率よく「床面」に集まっている状態なんですよ。
「ウェットシート」がおすすめの理由
乾いたフローリングワイパーや雑巾では、せっかく積もった花粉を再び空中に逃がしてしまいます。水分を含んだウェットシートなら、花粉をしっかりと吸着して、そのままゴミ箱へ捨てることができるんです。
明日から実践できる、効果的なお掃除の手順をご紹介しますね。
Step 1:朝起きてすぐ拭く
着替えや身支度で動き回る「前」に、静かに床を拭き取りましょう。
ポイント:起きてすぐ、まだ空気が動いていない時が大切です。
Step 2:壁際から中心へ
花粉は部屋の隅や家具の隙間に溜まりやすいので、外側から中心に向かって拭いていきます。
ポイント:部屋の端から攻めるのがコツです。
Step 3:最後に掃除機
ウェット拭きが終わった後、取りきれない大きなゴミだけ掃除機で吸い取ります。
ポイント:先にウェットシートで花粉を除去しているので、安心して掃除機が使えますよ。
プロからのアドバイス
カーテンの周辺や玄関マット付近は、外からの花粉が最も溜まりやすい場所なんです。ここを重点的にウェットシートで優しく押さえるように拭くと、除去効果がぐっと上がりますよ。

花粉の悩みは尽きませんが、お掃除の順番と道具を少し変えるだけで、お家の中の空気は驚くほどすっきりします。
「朝一番、顔を洗う前にサッと床を滑らせるだけ」
このわずか5分のウェットシート習慣が、あなたの辛いムズムズを和らげて、清々しい1日のスタートをサポートしてくれるはずです。ぜひ明日の朝から試してみてくださいね。