冷蔵庫は魔法の箱ではありません。特に梅雨時期は、庫内の開け閉めによって外の湿気や温かい空気が入り込みやすくて、雑菌が繁殖しやすい環境になりがちなんです。
奥の方で眠っている「古い食材」をすべて見つけ出して、庫内の通気性を良くしてあげることこそが、梅雨時の食中毒対策と電気代節約への第一歩になりますよ。
傷みやすい季節を前に、賞味期限切れのものを処分して庫内を清潔(アルコール除菌)にするためなんです。
モノがパンパンに詰まっていると冷気が行き渡らなくて、全体の保冷能力が落ちてしまいます。
冷蔵庫は「7割収納」に抑えると、冷やす効率が最大化して、無駄な電力を消費しなくなるんですよ。
まずは、以下の3つのエリアを「全出し」してみましょう。驚くようなものが出てくるはずです。
よくあるもの…餃子のタレ、冷やし中華のスープ、いつ開けたか分からないドレッシング。
見極めルール…開封済みの液体調味料は、賞味期限内であっても「1ヶ月」使っていなければ、この先も使わないことが多いです。感謝しつつ処分しましょう。
よくあるもの…いつ冷凍したか忘れたお肉、古くなった食パン、ジップロックに入った謎のペースト。
見極めルール…冷凍されていても酸化は進みます。白い霜がびっしりついているものは、冷凍焼けして味が落ちているので、処分の対象にしましょう。
よくあるもの…使いかけの生姜、しなびたニンニク、底に落ちた玉ねぎの皮。
見極めルール…水分が抜けてカサカサになったものは、雑菌やカビの原因になる前に取り除きましょう。

冷蔵庫をすっきりさせるだけで、これだけのメリットが生まれますよ。
冷気の流れ:悪い(場所によって冷えない)
食材の把握:できない(二重買いの原因)
電気代:高い(常にフル稼働)
冷気の流れ:非常に良い(均一に冷える)
食材の把握:一目でわかる(使い切れる)
電気代:安い(省エネ運転)
冷蔵庫は「詰め込むと電気代が上がる」のですが、逆に冷凍庫は「隙間なく詰まっている方が、凍った食材同士が保冷剤の役割をして電気代が下がる」という特性があるんです。冷凍庫は古い食材を減らした後、隙間に保冷剤などを詰めておくのがおすすめですよ。
まだ食べられるけれど、早く消費したい食材は、以下のメニューで一気に片付けましょう。
冷凍肉、中途半端な野菜、余ったトマト缶など、ほぼすべての食材を包み込んでくれる頼れるメニューです。
中途半端に残ったマヨネーズ、ケチャップ、マスタード、焼肉のタレを混ぜ合わせて、オリジナルソースに。
野菜室のしなびかけた野菜は、煮込んでスープにすれば旨味が凝縮されて美味しく消費できますよ。

冷蔵庫の「一掃作戦」は、食材を無駄にしないための心の整理でもあります。
庫内がすっきり見渡せるようになると、無駄な買い物が減って、毎日の料理のストレスも驚くほど軽くなりますよ。
今週末、まずは「ドアポケットの調味料」を全部机の上に並べてみることから、始めてみませんか?